耐震性の確認
中古マンションの居住者のコミュニティもセキュリティの一環
居住者たちが一丸となり中古マンションの平和を守る取り組みは、人付き合いが主体になります。
肌感覚で合わないと感じながらも迎合する居住者の場合、中古マンションの平穏さと利己的な感情を天秤にかけます。
中古マンションの防犯は個人でカバーできる範疇を超えますから、事実を把握している居住者は人間関係の構築に得意意識を持たずとも集まりに加入するというわけです。
複数の世帯が契約する中古マンションは、利用年数が長い人でも顔馴染みでない人とすれ違う機会が多いです。
相手が建物で暮らしているのかを判断する術は、意識的な声かけが挙げられます。
コミュニティが形成されていて特有の挨拶など加入者たちしか知り得ない情報を織り交ぜながら喋ると、目の前に不届き物がいるのかを確かめることが可能です。
集団が保有する情報が活発に飛んでくると、生活や一時的な訪問を目的としない人は緊張を増長します。
コミュニティ内で当然の他愛ない会話は防犯活動の役目も果たします。
耐震性の確認
中古マンションを購入する際に耐震性が気になりますが、個人ではなかなか調べられるものではありません。
まずは建物が建築基準法が改正された後の1981年の昭和56年以降に建てられたものかどうかを確認します。
これ以前であれば耐震性が低い可能性があります。
旧耐震では震度5程度の地震に耐えうるものを基準に考えられていますが、新耐震では震度6以上でも倒れないものとされています。
1981年6月1日から新耐震での設計が義務付けられるようになったため、完成が1982年のものは旧耐震で建てられたものも考えられます。
そのため、希望の中古マンションの完成が1982年前後であれば建築確認日も調べておく必要があります。
中古マンションを選ぶ際には建築される前の土地がどのように利用されていたのかも確認します。
田や池沼であれば液状化の原因となる可能性もあります。
また、修繕計画がしっかりとされている管理組合であるかどうかも確認することで耐震の機能を維持しているかを知ることが出来ます。